車にほぼ標準装備のヘッドレスト。
運転席と助手席に必ずついていることもあり、今はヘッドレストにつける荷物入れやモニターなどがあります。
ですが、実際モニター等は後から勝手に取り付けて大丈夫なのでしょうか？
ヘッドレスト自体を外して走行すると整備不良で違反扱いになってしまいます。
詳しくはコチラ：車のヘッドレストを付けないで走行すると違反？
では、ヘッドレストをつけていればモニターを付けても大丈夫なのでは…？と思いますがその考えは違うんです！
ここでは、
・車のヘッドレストにモニターを付けることは違反なのか？
・ヘッドレストにモニターを付けて車検を通過することが出来るのか？
・車検OKなモニターとは？
についてお話していきます。
車のヘッドレストにモニターを付けることは違反？
長時間の運転で子供づれであったりすると飽きてしまったりすることもありますよね？
私も子供がいるので長時間乗る時はあの手この手でなんとか飽きさせないように心がけていますが中々難しいところです…。
ですが、ヘッドレストにモニターをつければ良いじゃないか！と思う方もいると思いますが、その考えは危険だと知っていましたか？
なんと、ヘッドレストにモニターをつけることは、保安上に問題があり、車両整備の不備と見なされて違反行為にあたってしまうんです！
普通に使用している車も3年・もしくは2年間隔で国が決めている法定点検を通し、車に保安上の問題がなければ使用して良いということになっています。
なので、保安上に問題がある車は走行することができません。
ヘッドレストにモニターをつけるということは安全性が下がるので保安上問題があると見なされて警察から注意を受けることがあります。
その注意をきかなかった場合は最悪、車両整備不良として走行不可となり、レッカー移動されてしまうこともあるので注意してください。
次の章では、ヘッドレストモニターは車検が通るのかについてお話していきます。
ヘッドレストモニターは車検は通るのか
前の章でもお話しましたが、車検とはお使いの車が保安上に問題があるかを点検するために国が定めた点検です。
なので、車両に安全性が認められない場合は車検を通過することはできません。
ヘッドレストは、追突などの事故の際に衝撃を吸収し、怪我やむち打ちになることを軽減してくれます。
そこにモニターがついているとどうなるかというと…
・モニターに高さを合わせてしまうと頭との高さが合わなくなり、むち打ちが起きやすくなる
・事故が起きた場合、モニターが割れて破片などで更なる被害が及ぶ
などが想定されます。
ヘッドレストはただの付属品というわけではなく、安全に車を使うために付属されています。
そのヘッドレストに規定とは違ったものをつけるのは怪我のリスクが上がり運転者だけでなく同乗者にもリスクが及ぶので、モニターをつけるのはお勧めできません。
次の章では、車検が通るモニターについてお話します。
車検にＯＫなモニターとは
モニターは安全性に欠けるのでオススメもしませんし、車検を通すことができませんと前の章でお話しました。
ですが、やはり長距離運転となる場合、どうしても後部座席にモニターをつけて快適な車内環境にしたいですよね。
それでは本当にモニターがついていたら絶対に車検は通らないのでしょうか？
実際のところ車検が通るモニターもあります！
ただ、最近は車の安全性からつけられるモニターはとても少ないそうです…。
また、後付けは出来ないと思ってください。
そして、本題の車検にOKなモニターとは車内の天井から吊り下げるタイプの【フリップタイプモニター】のみが車検を通過することができます。
それ以外は、2000年に法改正があり、すべて保安上の関係から法改正後からは違反となりました。
それこそ2000年の前は後付けも可能でしたし、カバーさえしていれば大丈夫であったそうです。
また、きちんとした保証書さえあれば大丈夫ということもあったらしいですが今は違います。
なので、まだ古い法律での情報でモニターを後付けしてしまうと違反になってしまうので注意してくださいね。
また、フリップタイプも画面インチが大きいものはバックする時の妨げになるのである程度大きさは決まっています。
フリップタイプは後付けもできませんし、先につけるにもその分、配線を繋げないといけないので付属する際にもプラスにお金がかかるので注意してください。
色々と制約があるのでどうしてもモニターをつけたいという人にとっては大変ですが、安全性には変えられないので今回の記事を参考によく検討してください。
まとめ
今はモニターをつけることは大変難しいですし、お金がかかります。
ですが、モニターを勝手にヘッドレストにつけると違反になり、警察に注意を受けますし、安全性にも欠けます。
車検も通らなくなるのでデメリットも多いですし、これからモニターをつけようと思っていた方も一度再検討してくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
