1997年10月にデビューして以来、トヨタの最新技術を駆使し、進化を遂げてきたトヨタ プリウス。
進化し続ける為には現状に満足することなく、良い所はそのまま残し、不安が残るところは改良を重ねていくことが大切になってきます。
しかし、比べる対象がないとどこがどう変わったかが把握できないのが、現状です。
そこでここではプリウスの
・前期後期の見分け方
・乗り心地の違いはあるか?
・リコール対象はあった?
を見ていきましょう。
Contents
【プリウス】前期後期の見分け方
どの車種にもフルモデルチェンジとマイナーチェンジがあり、フルモデルチェンジはその名の通り、モデル全部を総入れ替えすることになります。
その中でも日々良い物を作るために小さな設計変更や改良が行われていて、それがマイナーチェンジです。
そして、マイナーチェンジの前と後を前期後期と区別されています。
では、そのことを頭に入れてプリウスの前期後期の見分け方がわかるように違いを見ていきましょう。
前期後期の見分け方でわかりやすいのはフロントとリア部分の違いですので、押さておくと誰でも見分けられるようになります。
ヘッドライトとフォグランプ
前期はハサミの様な形でボンネットに食い込む攻めたデザインになっていました。
後期は従来通りトヨタのすっきりとしたヘッドライトに変更されています。
フォグランプはアクセサリーランプと一緒にヘッドライトの下についていましたが、内側に移動しアクセサリーランプと別々に独立しました。
(後期はツーリンググレードのみにアクセサリーランプが採用されています。)
ブレーキランプ
縦に伸びていたブレーキランプですが、横に伸びるデザインに変更しています。
それにより目線の高さになったので後方車両がブレーキ時に気が付きやすくなったと思いました。
しかし、横長になったことでトランク部分に食い込んだ形になるので、どちらのランプが切れた時には同時に交換する必要があります。
安全装置
前期は一定のグレードにしか、安全装置が装備されていませんでした。
後期からは全グレード「Toyota Safety Sense」として標準装備となっています。
後期は前期で色々変更がありましたので、車両本体価格が全体的に高くなりました。
ただ、装備も充実したので仕方ないのかもしれません。
前期後期では乗り心地に違いはあるか
前期ではインテリアはホワイトを主にしてブラックをアクセントに使用したデザインでした。
後期はブラック一色に統一しラグジュアリー感がアップしています。
インテリアのカラー変更したことにより車内空間がガラリと印象が変わったのでシート自体は変わっていなくても気分的に変わることはあるかもです(笑)
また、前の章でご紹介しましたが、全グレード安全装備が装着されました。
安全に走行できれば、その分、乗り心地が変わったと思う方はいると思います。
なので、もしかしたら後期の方が乗り心地が良いと感じる人もいるかもしれません。
些細な変化だと思いますが、乗り心地は運転者にも同乗者にも凄く重要なポイントです。
気になる方は是非、試乗してみてから検討してください。
【プリウス】にリコール対象はあった?
プリウスにもリコール対象ありました。
ハイブリットシステムで異常があった時に制御プログラムが合っていない為、その状況になった時に警告灯が点灯しシステム停止するので、走行出来ない状態に。
改善の内容としては異常があった時の制御プログラムを対策したものに修正、それでも改善されない場合は電力の変換器を無償交換となります。
対象は、平成26年から令和2年に生産されたものです。
「プリウス」「プリウスα」でも出ているので、対象の期間に買った方はディーラーに問い合わせてみてください。
リコール対象の場合は、先ほどお話した改善策を無償で行ってくれます。
走行不良になったら大変なので、対象車を愛用している方は、なるべく早くに点検に行ってください!
まとめ
プリウスは前期後期で大幅にデザインの変更があり、外観も大幅に変わりました。
また、「Toyota Safety Sense」が全グレードで標準装備に採用され、より安全に安心して乗れる様になっています。
この変更により全体的に車両価格が高くなってしまっても仕方がないのかもしれません。
プリウスの前期は攻めのデザインで個性的な印象でしたが、後期は本来のプリウス本来の上質なデザインに安全装置をプラスされた変更されています。
この違いを見比べて自分に好みに合った物が購入出来るといいですね。