【アルテッツァ】は評判が悪い?口コミや性能|価格面

1988年に「操り走る心地良さを堪能できる新世代スポーツセダン」をテーマに発売されたトヨタ【アルテッツァ】
当初は、久々のFR(後輪駆動)モデルということで「AE86の再来」と噂され、おおいに期待されました。AE86とは、過去の名車でそのAE86の後継車ということです。
しかし、一方では評判が悪いという意見もよく耳にしますよね。

そんなアルテッツァについて本当に悪い車なのか?また口コミや性能はどうなのか?
ここでは、
・アルテッツァの評判は悪いのか?
・メリット・デメリットについて
・ユーザーの口コミとは?

について見ていきましょう。

【アルテッツァ】の評判は本当に悪いのか?

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久々のFRモデルで「AE86の再来」と期待され華々しいデビューを果たしたトヨタアルテッツァですが、実際に発売されたのは普通のスポーツセダン。

トヨタ自身も「スポーツセダン」と掲げていましたが、FRでMT(マニュアル車)仕様でスポーツカーにも迫る性能を発揮するというメディアを信じ込んだ、車好きのマニアたちが失敗作と騒ぎました。

アルテッツァのエンジンは、直列4気筒と直列6気筒の2リットルを用意しており、4気筒の6連MT仕様は最高出力が210馬力に達したほどです。
パフォーマンス的にはトヨタ自身も掲げているように「スポーツセダン」と考えれば十分な性能ですが、従来の価値観に基づくスポーツモデルとして期待が大きすぎたこともあり、評判は良くなかったようです。


スポーツカーにも迫る「走り」を売りにするならもっと運動性能が欲しいということなのでしょう。
トヨタ自身が掲げる「スポーツセダン」への期待が大きすぎただけに「中途半端」「方向性がいまいち見えてこない」という悪評があるようです。

アルテッツァの悪評の一因はメディアにあるということですが、その「中途半端」加減がちょうど良いという意見もあります。
スポーツカーにも迫る「走り」を求めてしまうと、運動性能が足りないということですが、その変わりに普段の街乗りの快適性は抜群によく、日常と「走り」がマッチングしているというのです。FRでMT仕様でスポーティーな雰囲気を楽しみつつ、日常の快適性・実用性も犠牲にしたくないという欲張りを叶えてくれる車です。

では次の章ではアルテッツァのメリット・デメリットを見ていきましょう。

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【アルテッツァ】のメリット・デメリット

では、アルテッツァのメリット・デメリットについてお話ししていきます。

まずメリットで多かった意見は、
車体サイズと車内の広さの関係が優れていることです。

アルテッツァは3ナンバー車ですが、全長は4400㎜、全幅は1720㎜に収まりプレリュードやシルビアよりも短く、大人4人が余裕をもって乗車できるスペースを有します。
コンパクトで扱いやすいサイズ感でありながら、車内の広さも余裕があり快適という声が多いようです。

メリットで他に多かった意見は、社外品パーツがかなり豊富で、ドレスアップ等のベース車両に向いていることです。カスタマイズのし甲斐があり、時間をかけて自分好みの一台に仕上げていける楽しみがあるようです。車好きのマニアにとってはたまらなく魅力的ですね。

 

ではアルテッツァのデメリットを見ていきましょう。

デメリットで多い意見は、車体が重いわりにエンジンにパワーが足りないことです。
エンジンが、高回転まできっちり回っている感覚がなく、山道の登り区間で他の車に全然追いつけなかったという意見もありました。
車体が重いのは、衝突安全性の基準をを満たすためと言えますが、燃費の悪化を招いています。

また、デメリットで他に多かった意見は、ダッシュボードがベタベタすることです。
アルテッツァのダッシュボードは、内装の樹脂・プラスチック地の上にゴム系塗料が塗装されていて、その塗料が経年劣化でベタベタし始め小傷が入ったり色欠けしてしまうというのです。

そんなメリット・デメリットがあるアルテッツァですが、実際に乗っているアルテッツァオーナーの口コミはどんなものがあるのでしょうか?

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【アルテッツァ】ユーザーの口コミとは?

世間的に悪い評判のあるアルテッツァですが、普段から乗っているユーザー(アルテッツオーナー)はどんな口コミをしているのでしょうか?

メーカーのサイトや専門家の記事には良い評価ばかりが目立ちますが、実際のところはどうなんだろう?と思うことはないでしょうか。そこで実際に乗車されている一般の方の口コミを集めてまとめてみました。

 

様々な年齢層の多数の口コミの中で多いものは、排気音・エンジン音が良いことです。
FRでMT仕様でスポーティーな雰囲気を楽しめるアルテッツらしいワイルドで迫力ある音が車好きにはたまらないですね。

他に多かった口コミは、前述しましたがスポーツカーにも迫る「走り」を売りにしているわりに、運動性能が足りないという中途半端さです。
これはメディアによるところもありますが、期待が大きすぎただけに実際のがっかり感が否めないということなのでしょう。
しかし、トヨタ自身も掲げているようにアルテッツァは「スポーツセダン」であると考えればパフォーマンス的には十分な性能です。

価格やグレードで評価は違う?

アルテッツァの価格やグレードが変われば、評価も変わるのでしょうか?

アルテッツァのグレードは大きく二つに分かれます。
6気筒1G-FEエンジンを搭載したAS200
4気筒3S-GEエンジンを搭載した上位グレードのRS-200です。

 

それぞれに
・ベースグレード
・エディション
・Lエディション
があります。

価格は、この順に高額になります。
ベースグレードとZエディションの違いは、シート地、ステアリング材質、フロントフォグランプ、プライバシーガラスなどの装備の有無です。ですのでZエディションは、お買い得モデルといえるグレードです。
さらにLエディションは、最上級仕様で専用パワーシート、本革巻シフトノブ、アームレストなどが装備され、プレミアムなグレードとなります。

 

4気筒のRS200が、全面的にFRのスポーツ性を打ち出しているのに対して、6気筒のAS200はセダン本来の実用性とそれなりのスポーティーな雰囲気をうまく調和しています。
実際、4気筒のRS200は、実用セダンというよりはスポーツ専用車と言えますね。

「AE86」に家族を乗せる人がいないようにセダンとして使う意志があるならAS200がオススメです。アルテッツァならではの走行性能に加えて街乗りなどに最適な滑らかさを合わせ持つAS200は普段使い出来るセダンとして選ばれています。

一方、RS200は、トヨタ伝統のスポーツエンジンである3S-GEを搭載したモデルで、AS200よりスポーツ系に向いている走行性を誇っています。「走り」を重視したい人はRS200を選べば満足出来るドライブが楽しめます。加速や減速、ステアリングの操作性のどれをとっても高得点のグレードになります。

まとめ

トヨタアルテッツァは、1998年から2005年まで販売されました。
当時としてはありえないハイパワーなエンジンを搭載し、それにつり合う剛性と足回りが与えられることで、非常にバランスの良いスポーツセダンとして注目され、1999年の日本カー・オブ・ザ・イヤーも受賞しました。
すでに販売が終了している現在でも、最近のトヨタ車には少ない、スポーティで高級なFRセダンとして貴重な存在として人気を誇っています。

アルテッツァは、評判が悪いという意見もあるようですが、従来の価値観に基づくスポーツモデルとして、期待値が高すぎたこともあったのでしょう。
スポーツカーとしてみると少し物足りない部分が多い車ではありますが、一般の人が快適な街乗りをして、その中でドライビングを楽しむ車本来の操る楽しみを味わうには、すばらし素材であります。

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