1997年に初代が発売されて以来、ヒット作が続いてきたトヨタハリアー。
2020年の6月に4代目となる待望の新型が発売されました。
スポーツユーティリティビークルのハリアーですが、子育て世代にとっての実用性はどうなのでしょうか?
要チェックポイント点はあるけれども、気になる存在ではないかと思います。
カッコ良さに心が動くハリアー。
とはいえ、ハリアーを買ったは良いけれど、高い買物をした末に後悔はしたくありません。
頻繁に子供をチャイルドシートに乗せたり降ろしたりするたびに大変な思いをするようなことにはならないでしょうか?
そこで、特に、チャイルドシートの乗り入れはしやすい?高さなど使い勝手は?という点に着目して調べてみました。
ここでは、
・【ハリアー】チャイルドシートの乗り入れはしやすい?
・チャイルドシート出し入れ時の高さはどう?
・【ハリアー】子育て世代にはおすすめか?
について見ていきましょう。
Contents
【ハリアー】チャイルドシートの乗り入れはしやすい?
この投稿をInstagramで見る
チャイルドシートの乗り入れのしやすさをチェックするにあたって、ハリアーの場合は、子供を車に乗せる地上からの高さがポイントとして気になるところです。
実際に試してみることが一番ですが…その前に、メーカーのホームページやカタログで調べてわかることを確認していきます。
ハリアーは、ラフロードや雪道に強くなるように大きなタイヤを履いて、ボディ自体が地上から高い位置にあるスポーツユーティリティタイプの車です。
また、スタイルも同じトヨタのランドクルーザーなど四角いボックスタイプの車とは違って、乗用車のスペシャルティカーのようなカッコ良さがあります。
後席のドアの後ろ側は、なだらかに下がった形状が特徴的です。
それではチャイルドシートを利用した際に気になる点をそれぞれ見ていきましょう。
ドアの開き具合
後席のドアの開口面積は、スポーツユーティリティタイプの車としても、全体にスリークなスタイルで広いとはいえません。
ドアの開閉
後席のドアの開き方は、スイング式のドアで、ミニバンのスライドドアの車よりは使いにくいと思います。
社内空間(高さ)
室内の高さは、車の全高と最低地上高からみて、ミニバンと比べると、これもあまり良いとは言えません。
シートの高さ
チャイルドシートの乗せる位置についても、高い位置にチャイルドシートを着けるため、子供を抱えて上へ向かって持ち上げる必要があります。
このように、子供の全体重が乗り降りの度に腕にかかるので大変です。
ハリアーの数値を、同じトヨタのミニバンから、価格帯が比較的近い、ヴェルファイア、ヴォクシーと、カタログで確認できる主要諸元表の数値で具体的に比較してみます。
条件は統一して、同じガソリン車・前輪駆動車のものです。
・ヴェルファイア1935mm
・ヴォクシー1825mm
・ヴェルファイア160mm
・ヴォクシー160mm
数字で見ると、やはり、ミニバンよりも床が高く、天井は低くなっています。
ハリアーオーナーの口コミを調べてみましたが、直接、ハリアーのチャイルドシートの乗り入れについて紹介するコメントは発見できませんでした。
関連しそうなコメントとして、
「身長173cm、乗り降りする時に頭をこする」と、いう声がありました。
ドライバー席への乗降性に対するコメントからの類推になりますが、やはり、ハリアーのチャイルドシートの乗り入れのしやすさは良いと言えなさそうです。
チャイルドシート出し入れ時の高さはどう?
ハリアーは、スタイル重視の車で、リアのドアはスイング式。
ミニバンよりも、床が高く、チャイルドシートを取り付ける、リアシートの位置も高いです。
天井は低く、室内のゆとりも少ない。
以上のことから、やはり、チャイルドシート出し入れ時の高さについても、あまり良いとはいえないと思います。
車高が高いので頻繁に、チャイルドシートをつけたり、はずしたりするユーザーは不便に感じるのではないでしょうか。
次の章では、【ハリアー】子育て世代におすすめかについて話していきます。
【ハリアー】子育て世代にはおすすめか?
結論からいうと、ハリアーを子育て世代向けの車というのは難しいです。
ハリアーの価格帯になると、それなりの車格を備えたミニバンを選ぶことができます。
なので、ハリアーが、全ての子育て世代に向けて「おすすめ」と太鼓判は押せません…。
では、何故ハリアーは、子育て世代にも人気があって、ヒット車となってきたのでしょうか?
ハリアーは、トレンドの先端をいくスポーツユーティリティ車としてのスタイル、カッコ良さを重視してつくられた車です。
内装もこだわれば本革シートやインテリアの色をウッド調に変更することも出来て自分好みの内装を楽しめます。
また、ホイールをおしゃれな形状にも変えられ、車体のデザインや形状からもカッコ良さはヒットの一因と言えるでしょう。
また、運転席と助手席にシートヒーターを装着することもできたり、デジタルインナーミラーや後方ブレーキサポートといった最新オプションもつけられます。
そういった点からもハリアーは車のカッコ良さや機能面を重視したい方にヒットしたのでしょう。
まとめ
ハリアーは、子育て世代にとっての実用性、中でも、チャイルドシートの乗り入れのしやすさやチャイルドシート出し入れ時の高さを重視してつくられた車ではありません。
ミニバンやワゴン車の方が子育て世代向きに作られていますし、そちらの方がおすすめは出来ます。
しかし、ハリアーのスタイルを見ても、「欲しい」という声が心の底から聞こえてくるかどうかで決めても良いと思います。
幸せなクルマライフを送るために、慎重に、そして自分が一番気に入った車を検討して決めてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。