軽自動車選びでは常に他メーカーと比較される人気のブランド、ダイハツ「タント」。
車を購入する際に確認するポイントは、外観、内装、それから操作性などたくさんあります。
また、軽自動車は日常使いで使用することの方が多いと思うので使い勝手や安全性が高いこと、また安心感があるかどうかを確認することが重要ポイントです。
ここではタントの
・グレードでシートの座り心地は変わるのか?
・視界はどのような影響があるのか
・車内環境のおすすめグレードは?
についてお話していきます。
【タント】グレードでシートの座り心地は変わる?
ダイハツの代表車種として発売したタントについても言えることは、シートや視界が乗る人の使い勝手の良さを与えるものになっているのでしょうか?
ドアを開けたら、まず最初に目に飛び込んでくるのがシートですが、運転手はもちろん、助手席や後部座席に座る人もこのシートに体をゆだねることになります。
それゆえに、シートが設定されているグレードによってシートが異なることがあるかなどのチェックは欠かせません。
そんなタントは、グレードでシートの座り心地は変わるでしょうか?
この投稿をInstagramで見る
では、グレードによるシートに差があるのか見ていきましょう。
まず、タントの車両には標準仕様とスポーティーなデザインのカスタム仕様という大きく二つの設定があります。
標準仕様は、グレー色を基調とした明るい空間を演出したフルファブリックシートです。
汚れにくくお手入れも楽な撥水加工が施された仕上がりに。
一方、カスタム仕様は、ブラックのカラーが採用されており、更に2種類のシートがあります。
カスタムRS、カスタムXは「ファブリック+ソフトレザー調」
カスタムLは「フルファブリックシート」
どちらも大人の落ち着いた空間が演出されています。
基本的には、標準仕様もカスタム仕様も座面がファブリックシートがベースのため、シートにはグレードによる明確な差というのは見られないんです。
そのため、どちらのグレードでもシートの乗り心地は、変わらないことになりますね。
次に、グレードによる車内からの視界はどうなのか?についてお話します。
グレードで車内からの視界はどうか
タントには、標準仕様とカスタム仕様が存在しており、これらの仕様差が視界にも差があるのでしょうか?
仕様によって、車両に搭載されている装備などは異なることもあるため、ディーラーで確認し感じたことをお話します。
まず、シートに座って正面にくるインパネ周りの形状やその配置は、グレードによって違うということはないです。
そのため、車内からの視界についてはグレード違いによる差は無いと言えるでしょう。
タントは、全てのグレードにおいてインパネが運転席から助手席の方まで伸びた形のセンターメーターの仕様になっています。
そのため、インパネが全体的に低くなっていることから前方の視界は良好であり、運転席からボンネットの先端部までを確認することができて前方の見切りは抜群です。
また、タントには運転席側と助手席側のそれぞれの窓には、三角窓の小窓が付いており、死角を減らすような工夫がされています。
Aピラー(フロントピラー)が細いため、交差点での右左折確認にも非常に優れているのも特徴です。
リアウィンドウやリアの横の窓も大きく、Dピラー(リアピラー)も細いため、斜め後方の死角も減っており、後方確認についても非常に優れています。
全てのグレードにおいて、衝突回避支援ブレーキ機能という事故を予防するための安全装置が備わっているのも特徴です!
ですが、あくまでもサポート的な役割であることから、まずは運転手自らが全方位の確認ができて安心安全につながるような運転がしやすいことが一番ですよね。
次に車内環境でおすすめのグレードについてお話します。
車内環境でおすすめのグレードとは
タントは、イタリア語で「いっぱい」という意味がある車です。
その名の通り、たくさんの荷物がはいる室内の広さが売りとなっていいます。
広さを活かしたシートアレンジが、魅力の一つですよね。
まずシートについては、「L」「カスタムL」以外のグレードは、運転席側はロングスライドシートを採用しており、最大540mmのスライドができます。
助手席側にもロングスライドが採用されていて、最大380mmのスライドが可能です。
この機能のおかげで運転席に座ったまま、後席の荷物を取ることができます。
また、運転席から後席へスムーズに移動もできること、さらに後席の足元には広いスペースを作ることができるため、使い勝手がとても良いです。
タントのシートには、シートヒーターが標準装備されている4WDとメーカーオプションとなる2WDがあります。
冬を快適に過ごすには、メーカーオプションでもヒーターを装着することをお勧めです。
次にスライドドアについては、助手席側にはBピラーとなるものが前後のドアに内蔵されていて、固定のピラーがないことから、大きく開口します。
タントでは「ミラクルオープンドア」を採用しているのが特徴です。
「ミラクルオープンドア」とは、子供と横に並んだ状態で乗車ができ、大きな荷物も後ろに回り込む必要もなく、助手席側から積み込むことができます。
この「ミラクルオープンドア」はタントの最大の魅力でしょう。
さらに「L」「カスタムL」以外のグレードのドアには「ウェルカムオープン機能」という装置がついています。
機能としては、荷物で両手がふさがっていても降車時に予約をしておけば、クルマに近づくだけでドアが自動で開けられるようになるのです。
お子さまを抱っこしているような状態でも自動でドアを開閉出来ることは助かりますね!
また、軽自動車では初めて採用されたタッチアンドゴーロック機能という装備があり、特に急いでいる時にドアロックを待たずにクルマから離れられるので、非常に便利です。
「L」「カスタムL」以外のグレードには、上記のものが装備されているので、
使い勝手を考えるとプライベートでもお仕事でも「L」「カスタムL」グレード以外をお勧めします。
まとめ
タントの購入を考える時にシートとスライドドアが特にグレードによって差が出てくるのでよくチェックしましょう。
シートは、グレードによって運転席と助手席がロングスライドするものとしないものがあります。
どのグレードのものを選ぶかで便利さが影響してくるため、まずは、使用用途を考え居心地の良い空間を作れるグレード選びが重要です。
助手席側にあるパワースライドドアには、「ウェルカムオープン機能」「タッチアンドゴーロック機能」についても同様に使い勝手に影響してきます。
これらの機能は、「L」「カスタムL」以外のグレードのみに標準装備されるので、「Xターボ」「X」「カスタムRS」「カスタムX」を選択すれば間違いないですね。
運転席側パワースライドドアの設定は、「カスタムRS」「カスタムX」の2グレードのみ標準装備なので、それ以外のグレードはメーカーオプションになります。
購入を検討していて、運転席側にもつけたい方はメーカーで問い合わせてみてください。車内環境はどれもほぼ変わらないのでシートやドアに注目して選ぶと良いです!
将来、タントの購入を検討するときには、ぜひ、参考にしてみてください。